あなたらしい絵とは?
好きな絵を思う存分描いているあなたの絵は、充分にあなたらしいです。ともすれば、写実的に描かれている絵や技巧に凝った絵を「うまい絵」と評価されますが、プロの画家のうまい絵をあなたが目指す必要はありません。同じものを見ても、写実的に表現したい人、イラスト的・デザイン的・抽象的に表現したい人がいていいわけです。それは感じ方が人は皆違うからです。感じる心が大切なのです。感じた自分も大切なのです。ですから、それを尊重します。自分の心が動いたあの時をそのまま表現した絵が「いい絵」です。
美しく描くとは?
きれいな絵を描けということではありません。数学も最後は美しさを求めるように、「おさまりのよい。」という言葉が適しているのかもしれません。幼児期の遊びの中では遊びがどんどんグレードアップして力が身に付いていくわけですが、その中でそろえて並べたいなぁ(小石・丸めた粘土)・ゆらゆらと色が輝くといいなぁという思いが子どもを発達させていきます。美しくという内発的な課題を子どもたちはどんどんクリヤーし、伸びていきます。
描いて、それで?
「 人は何故、絵を描くのか
それは お母さんとのコミュニケーションだったから
感じたことを美しく表現したい、それは遠い昔のあ なたの心そのものです。」つまり、描いたら人に発信し、人の表現も認め、幸せな気分を共有しましょう。
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